
(2)呼吸のみかた
気道を開放し、傷病者に自分の頬を近づけて息を感じるかどうかを見る。また、胸の動きや口と鼻からの空気の出入りする音に注意する。
呼吸が止まっている場合は、自分のほほに息を感じられず、口や鼻に空気の出入りする音が聞こえず、また、胸の動きもない。胸の動きがあっても、口と鼻から空気の出入りの音が聞こえず、ほほに息も感じられない場合は、気道が閉塞されているものと判断する。
図1−4 呼吸のみかた

(3)脈のみかた
頸動脈を指先で軽く5〜10秒間軽く触れて、脈の有無を調べる。この際、片方の手は、傷病者の額に当てて頭を後ろに軽く反らしておく。
大腿動脈で脈を調べてもよい。
図1−5 脈のみかた

(4)出血の程度のみかた
出血の状況は、傷の状態等によって様々である。なお、体の内部の出血は外部から容易に判断できないので、顔色や皮膚の色に注意する必要がある。
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